クラウドPBXでFAXを使う4つの方法をわかりやすく解説
クラウドPBXでFAX①:変換アダプターの使用
「クラウドPBXを導入してみたいが今のFAXをやめたくてもやめられない」そんなお悩みを持つ事業所の方もおられるはずです。
矛盾するようにも見えることですが、段階的な業務のデジタル化を目指すためには、むしろ効果的な方法ともいえるでしょう。
そこで今回は、クラウドPBXでFAXを使う4つの方法をわかりやすく解説していきます。
変換アダプターとは、アナログのデータをデジタルデータに変換するための部品です。それを使用することで、既存のFAXや複合機をクラウドPBXに接続できます。
変換アダプターを使用することにより、それまで設置していたFAXの電話番号を変える必要はありません。また、使い慣れているFAXをそのまま使えるため、新たに操作方法を覚えずにすみます。
ただし、ネット環境によってはスムーズにデータを送受信できないおそれもあるので、注意しましょう。
クラウドPBXでFAX②:FAX番号のアナログ戻し
IP電話やひかり電話のFAX番号を使用している場合、電話番号には変更を加えず、FAX番号だけをアナログ回線に戻して複合機に接続する方法があります。それが「アナログ戻し」と呼ばれるものです。
ただし、NTTのアナログ回線で取得した電話番号でなければ、その方法で接続できません。
少々手間はかかるやり方ですが、設置している複合機を使用できるため、使い慣れているものをそのまま使えるという点などがメリットといえます。
クラウドPBXでFAX③:新規取得した番号への転送
FAX番号を新規で取得して、既存の番号から転送するという方法もあります。
まず、移転先などで新規にNTT番号を取得。取得した番号を複合機に接続してから、古いFAX番号で受信したFAXを新しい番号へと転送するという方法です。
このやり方を使えば、複合機の操作方法を変えずにすむというメリットがあります。
ただし、FAXを転送する際に通話料が発生するのです。料金は1回8円程度ですが、従来のFAXの受信料が無料であることを考えればデメリットともいえるでしょう。
クラウドPBXでFAX④:インターネットFAXの導入?
文字通りインターネットを利用するFAXが、インターネットFAXです。専用の機器がなくてもデータの送受信が行なえます。
インターネットFAXを利用するメリットは、以下の通りです。
・外からでもスマホなどでですぐにFAXを見られる
・用紙代やインク代が削減できる
・複数人で共有できる
・デジタルデータが活用できる
ただし、これまでのFAXとは使い方が変わり、FAX用の電話番号が変わることに注意しなければなりません。
今回は、クラウドPBXでFAXを使う4つの方法を解説しました。
従来のFAXは、廃止される方向にあります。
しかし、一部ではまだ重宝されているため、いきなり全てがなくなることはないでしょう。
クラウドPBXを導入しても従来のFAXは使用できますので、現状を把握した上で導入を検討してみましょう。
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