大阪を拠点とする企業
大阪のメーカー企業
パナソニック(旧社名:松下電器産業)は、家電・電機業界において2位のシェアを誇っています。特に、AV機器や家電製品で国内シェアはトップです。2008年10月1日に社名をパナソニックに変更し、「ナショナル」の名称を廃止するなど、世界的なブランド戦略を強化しています。現在、薄型テレビの生産に力を入れており、尼崎にプラズマパネル工場、姫路に液晶工場を建設しています。
シャープは液晶テレビと太陽電池で世界的に有名な企業です。液晶テレビのブランド「AQUOS(アクオス)」は圧倒的なブランド力を持ち、国内シェアは50%にも上ります。また、東芝やパイオニアにも液晶パネルを供給しており、世界一の座を目指しています。同社は関西重視の経営姿勢を貫いており、堺に液晶パネル工場、太陽電池工場も操業開始し事業の規模を広めています。
大阪の小売・販売企業
高島屋は呉服系の国内に18店舗を展開する老舗百貨店です。売上高の多い大型の旗艦店が多いのが特徴です。
エディオンは、全国に家電量販店を展開する家電量販店の持株会社で、実質的な本社機能を大阪に持っています。石丸電気、デオデオ、ミドリ電化、エイデン、サンキューが傘下となっています。エディオングループの店舗数は業界トップ、売上高ではヤマダ電機に次ぐ第2位の規模となっています。
大阪の金融・保険企業
日本生命保険は保険料収入国内トップの生命保険会社です。豊富な資産で多くの企業の大株主、筆頭株主としての地位を築いています。大阪に事業機能を回帰させる動きが見られ、茨木市の彩都に500億円をかけてデータ・リサーチセンターを建設しました。
りそなホールディングスは、りそな銀行、りそな信託銀行などを傘下に持つ持株会社です。大阪を地盤にとする大和銀行と関東を地盤とするあさひ銀行の合併により2003年3月に誕生しました。リテール分野に強く、大規模な年金・法人信託業務も行っています。09年には「りそな信託銀行」と合併し、業務の効率化や富裕層への一体的戦略を図っています。
大阪の住宅企業
積水ハウスは、年間6万棟前後の住宅を供給する住宅メーカーで、その規模は業界のトップを誇ります。戸建てのみでなく、「グランドメゾン」ブランドでマンションの展開も行っています。「本町ガーデンシティ」にある米国の最高級ホテル「セントレジス」(スターウッドホテル&リゾート)も取得。ホテル分野への投資にも参入しています。
大和ハウス工業はハウスメーカー2位のシェアのメーカーですが、連結売上高では積水ハウスを上回ります。戸建てが主力となっていますが、商業施設や賃貸住宅の比率も上がってきています。マンションブランド「D'Granse」「D'Grafort」などを展開しています。近年は小田急建設と資本提携し、首都圏での攻勢を強化しています。
おすすめ記事
-
人工知能の新たなフロンティア:会話型AIの実力と活用法
近年、会話型AIが多くのメディアやSNSで話題となっています。その人気は、多くの人々がこの新技術に興味を持ちつつ、一方でその利用にはまだ戸惑いを感じているという状況を反映しています。
-
プロフェッショナルな自己紹介で人脈を拡大するテクニック
新しい職場やプロジェクトが始まる際、最初のステップは自分を効果的に紹介することです。この瞬間が、あなたがどのような人物であるかを相手に示す重要な場面です。
-
事業名選定の究極ガイド:成功への第一歩を踏み出すために
事業をスタートする際、多くの人が何を名前として採用するかに頭を抱えます。ただの名前以上に、事業名はそのビジネスの顔とも言えます。