大阪の企業売上高ランキングと経済傾向
大阪府内の経済の傾向
大阪府内では様々な産業が活発で、日本の経済をリードする有数の地域として今なお経済の成長が続いています。府民経済計算によれば、2021年の大阪府の府内総生産は40兆1,956億円で、実質成長率は0.1％ダウンしているものの、名目では0.6％と少しずつ成長しています。実質値の微増ではあるものの、大阪府内の経済はおおむね良好な状態を保っています。
以下、大阪府内に本社を構える企業のうち、売上高が高い上位10社のランキングを紹介していきます。
売上高ランキング1位～3位の企業
1位は伊藤忠商事株式会社で、売上高は10兆3,600億円です。伊藤忠商事株式会社は、機械、金属、繊維、化学品など幅広い分野の商品の仕入れ流通を手掛ける大手総合商社です。世界62カ国に約100拠点を持ち、資源の開発から製品製造、卸売・小売まで商品の様々なフェーズに携わり、強固な流通ネットワークを築いています。
2位はパナソニック株式会社で、売上高は6兆7,000億円です。パナソニック株式会社は家電、美容健康などの分野で電気機械器具を開発・生産・販売しています。近年はハードウェアの開発・販売だけでなく、ソフトウェアの開発・サポートにも注力しています。
3位は大和ハウス工業株式会社で、売上高は4兆1,000億円です。大和ハウス工業株式会社は建築、都市開発を手掛ける大手ハウスメーカーです。戸建住宅から商業施設まで幅広い建築物を手掛けており、近年は電力小売り産業にも参入しました。
売上高ランキング4位～6位の企業
4位は関西電力株式会社で、売上高は3兆1,000億円です。関西電力株式会社は近畿地方を事業エリアとし、発電、電力供給を行っています。水力、火力、原子力、太陽光など幅広い発電方法を用いてエネルギーを供給しています。
5位は住友電気工業株式会社で、売上高は3兆円です。住友電気工業株式会社は自動車パーツや光ファイバなど電気関連の部品製造販売を行っています。近年はソフトウェア部門も成長中で、高度道路交通システムやIT資産管理ソフトウェアも提供しています。
6位はダイキン工業株式会社で、売上高は2兆5,000億円です。家庭用エアコンや空気清浄機、ヒートポンプ給湯器の製造・販売を手掛ける老舗の電気製品メーカーです。家庭用エアコンだけでなく店舗・オフィス用エアコンから工場用エアコンまで、様々な場所で使える快適な空調設備を提供しています。
売上高ランキング7位～10位の企業
7位は積水ハウス株式会社で、売上高は2兆4,000億円です。積水ハウス株式会社は戸建・賃貸住宅、事業用建造物の設計、建築、販売まで建設と流通を一貫して手掛けているハウスメーカーです。建築のノウハウをいかし、建築後のアフターメンテナンスやリフォームでもシェアを伸ばしています。
8位はシャープ株式会社で、売上高は2兆4,000億円です。シャープ株式会社は、家電製品や電子機器を製造・販売する電気製品のメーカーです。エアコン、電子レンジ冷蔵庫など家電製品や、液晶テレビや携帯電話など様々な種類の電化製品を展開しています。
9位は武田薬品工業株式会社で、売上高3兆2,000億円です。武田薬品工業株式会社は、医薬品の開発・製造・販売をする医薬品メーカーで、国内では医薬品メーカーとして売上高が一位にのぼる最大手医薬品メーカーです。
10位は株式会社クボタで、売上高は1兆9,000億円です。農業機械を製造・販売する大手農業機械メーカーです。株式会社クボタは、日本のみでなく世界各地へも農業機械の販売領域を広げており、水インフラ関連の事業も手掛けています。
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