Cookieって何?規制の背景と代替手段「Topics」って?
Cookieって何?
Cookieとは、ユーザーとWEBサイトの間でやり取りされるアクセス情報のことでターゲティング広告の最適化に欠かせない仕組み。
ユーザー単位で設定される識別IDやサイト訪問情報、氏名、電話番号など個人情報がCookieに保存されます。
保存された個人情報はあくまでも訪問したWEBサイトでのみ使われるため、保存された個人情報がネット上に流出することはありません。
しかし、個人情報が保存されることでプライバシーの保護の観点からCookieには批判的なユーザーが多く存在するのが現実です。
Cookieの規制の背景とクッキーレス環境って?
Cookieは大きく2つに大別されます。
1.ファーストパーティーCookie(自社サイトで発行される)
2.サードパーティー製Cookie(自社サイト以外で扱われる)
今回規制されたのは、②のサードパーティー製Cookie。
その背景には、やはり個人情報を収集することによるプライバシーの問題があります。
◎クッキーレス環境
クッキーレス環境とは、サードパーティー製Cookieに頼らないマーケティング手法を取り入れること。
非効率でターゲティングも難しくなるように思えますが、クッキーレス環境でもこれまで通りのマーケティング可能です。
Apple社とGoogle社のCookieの規制内容
【Apple社】
Apple社はもともとユーザーのプライバシー保護に力を入れている企業。
Apple社のブラウザ「Safari」に関しては、デフォルトでCookieの動作をオフにしています。
またSafariにドメイン横断トラッキング防止機能を持つ「ITP」を搭載。
2020年3月、サードパーティー製Cookieの完全ブロックを実現させました。
【Google社】
「Google Chrome」で第三者クッキーのサポートを2022年までに段階的に終了する計画を発表。
サードパーティー製Cookieを使用しない「WEBエコシステム」を構築し、個人情報を取得せずターゲティングできる仕組み作りに尽力しています。
Cookieの代替手段「Topics」って?
2022年1月、Google社がサードパーティー製Cookieの代替案として、「Topics API」を発表しました。
Topics APIは、ユーザーが関心を持つ「トピック」に着目しAIを用いてユーザーが訪れたサイトのURLからトピックを推定します。
Topics APIは2022年4月からパソコン用「Chrome」とスマホ用OS「Android」でテストが開始。
サードパーティー製Cookieを使用しないため、プライバシー保護に配慮した広告技術です。
Topics APIは現代に合ったターゲティング広告配信の仕組みとして、浸透していくことを期待されています。
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