デイサービスの開所で失敗する原因は？フランチャイズ展開も解説
デイサービスを取り巻く現在の状況は？
通所介護の1つであるデイサービスは、今後も需要が高まると見ていいでしょう。
しかし、開所しても失敗に終わったケースも少なくありません。そうなると、デイサービスをフランチャイズで開所しようと考えても、少しは不安になるものです。
そこで今回は、デイサービスの開所で失敗する原因を、デイサービスのフランチャイズ展開とともに解説していきます。
高齢者が昼間に日帰りで通い、介護サービスを受ける施設がデイサービスです。
現在の日本は超高齢社会となり、かつ少子化も相まって、デイサービスの需要は高まっています。
デイサービスにもさまざまな種類があり、通所するものだけでなく、お泊り型や療養型という形態も見られるようになりました。総合型だけでなく、リハビリ特化や認知症対応といった、専門性の高いデイサービスも増えてきています。
利用者が安心して通い続けられるように、デイサービスの多様化が進んでいるのが現在の状況です。
デイサービスの需要は高まっている？
高齢者の数が増え続けているため、デイサービスへの需要も比例して増えているのが現状です。高齢者が社会的つながりを求めたり、日中の時間を有効に使ったりするのに、デイサービスが重要な役目を果たしています。
ところが、2022年の老人福祉・介護事業の倒産は143件と、2000年以降では最多の数字を記録しました。新型コロナウイルスの収束見通しが立たなかったことも、大きな要因となったようです。
さらに、事業者の新規参入や介護人材の不足などがデイサービスの倒産要因となっています。
デイサービスの開所で失敗する原因は？
以下の理由により、デイサービスの開所で失敗していることが考えられます。
・資金不足に陥りやすい
当初見込んでいた利用者数を確保できずに施設の維持費や人件費が支払えなくなるなどで、倒産に追い込まれているようです。
・法令やルールが複雑
法令に違反すると給付金の対象から外れるなど、事業継続が困難になるリスクがあります。
・人材不足
介護業界は慢性的な人材不足で、かつ定着率が低いという状況から抜け出せていません。
・競合が激しい
デイサービスは介護事業の中でも新規参入しやすい分野のため、競争が激化しています。
デイサービスのフランチャイズで成功するコツは？
ならば、デイサービスのフランチャイズに加盟しても失敗しないのでしょうか。前述したような失敗の原因がわかれば、以下のように成功するコツが導き出せるはずです。
・地道な資金調達
・人材の先行投資
・サービスの差別化
・運営指導に備える
資金計画は、デイサービス事業の継続に関わる重要な問題です。もちろん、人材への投資も怠ってはなりません。
デイサービスは競合が多いので、他の事業所とサービスを差別化させるのも効果的でしょう。介護保険外サービスをメニュー化するのも1つの方法です。
法令違反を防ぐためには、行政からの運営指導に備えることで対応すると良いでしょう。
今回は、デイサービスの開所で失敗する原因などを解説しました。
デイサービスは、今後も需要は高いと考えられます。しかし、開所しても事業継続が保証されるわけではなく、人材の確保などに努めなければなりません。
それでも、デイサービスで成功するコツはあります。それらを生かし、フランチャイズに加盟することなども含めて、デイサービスの開所を検討してみましょう。
この記事を書いたライター
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