Web上決済で安心を生むエスクロー決済
エクスロー決済とは？
エスクロー（Escrow＝預託）という意味であり、Web上での決済を安心に行うための仕組みです。
例えば、Web上での売買は、売り手・買い手共に互いの顔や人物像などを一切分からない状態で行う事も数多くあります。その際、信頼関係が構築できていない、その場にいないという事で、売り手側は「支払いがしっかりと行われるだろうか」、買い手側は「ちゃんと商品・サービスを受け取れるだろうか」といった不安が生まれます。その不安を解消する為に生まれた決済の仕組みをエクスロー決済と呼びます。
この仕組みでは、エクスロー事業者が買い手から事前に代金を預かり、売り手が商品・サービスの発送ないしは提供を行ったタイミングで、事前に預かった代金が売り手側に支払われるという仕組みです。
エクスロー決済の必要性
エクスロー決済とは元はアメリカの不動産取引で盛んに用いられる決済方式であり、100年以上の歴史があります。
中立の第三者が取引の間に入り、取引の公正性・安全性・透明性を担保するというものです。互いに顔の見えないWeb上の決済ではこの方法は理にかなっているといえるでしょう。この第三者が間に入る事で、売り手・買い手共にストレスなくスムーズに「決済」を行う事が可能になっています。
具体的な流れは
・（双方での）取引成立
・（買い手の）購入・支払い
・（エクスロー事業者の）支払い受理・支払い受理通知
・（売り手の）商品・サービス発送及び提供開始
・（買い手の）商品・サービスの受け取り
・（買い手の）商品・サービスの受け取り通知
・（エクスロー事業者の）支払い
といった流れとなります。
エクスロー決済で得られるメリット
多くのメリットを享受できているエクスロー決済ですが具体的には
１、安全性・透明性の担保
中立の第三者が間に入っていることで、監視の目が届く事になります。「商品・サービスの提供がなされない」「支払いが行われない」といったトラブルを防ぐことができます。
２、公平性の担保
同じく第三者が介入することで、契約内容や条件が可視化されます。そのため、不審な取引にチェック体制が敷かれることで公平性を担保する事ができます。
まとめ
Web上での決済を安全にかつ円滑に行う為のエクスロー決済についてお伝えしました。売り手・買い手共にエクスロー決済の仕組みは重要だと言えます。安心して取引が行える環境があるからこそ、Web上での売買は拡大できると言えそうです。
この記事を書いたライター
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