法人の銀行印を変更するには?
法人銀行印とは?
法人銀行印は、金融機関にて法人名義の口座を開設する際に必要となる印鑑です。これは、金融機関に届出を行った印鑑の事を指します。口座を開設する際に一緒に登録をすることとなります。
また、開設した後も多額の取引を行う場合や金融機関に求められた場合は必要となります。
法人銀行印はATMでの限度可能額を超える取引を実施する場合や口座を開設する場合などに預貯金の本人であると確認する為の「金融機関に対して効力を持つ」印鑑のことです。
手続きの流れ
法人銀行印の変更は「改印手続」と呼ばれます。
変更手続きは、新しい銀行印を作成した場合・銀行印を紛失・破損してしまった場合・盗難されてしまった場合などに行います。
紛失・盗難に関しては、悪用されてしまう可能性がありますので、第三者に利用される前に早めに金融機関に紛失届と改印届を出して、取引を一時的に停止しておきましょう。
1) 変更手続きを行う際に必要なもの
・法人名義の通帳
・キャッシュカード(インターネットバンキング・無通帳口座の場合は特に必要となります)
・顔写真付き身分証明書(運転免許証・パスポート・マイナンバーカード等)
・新しい銀行印(古い銀行印が必要な場合がありますが、紛失の場合は不要となります)
また、銀行印の変更手続きを代表者ではなく社員の方が行う場合、その方がその法人に在籍していることが確認できる書類(社員証・名刺・保険証等)が必要となります。予め準備しておいてください。
2) 代理人の方が変更手続きを行う場合
銀行印の変更手続きは原則代表者ご本人が行う必要がありますが、どうしても時間が確保できない場合は、代理人を立てる事ができます。代理人の方が手続きを行う場合、1)に記載したものに加え、
・代理人ご本人の顔写真付きの身分証明書
・ご本人の身分証明書コピー
・委任状
が必要となります。
予め確認をしておきましょう。
3) 変更手続きの所要時間
必要書類が全て整っていれば、窓口の混雑具合にもよりますがご本人が言った場合10分程度で完了します。
代理人の方が言った場合は確認作業により20分程度かかることもあるようですが、基本的には即日変更が可能です。
旧銀行印はどうするの?
新しい銀行印に変更をすると、銀行には新しい銀行印が登録されるので、古い銀行印は効力を失います。
その場合、古い銀行印は不要となるのですが、そのままゴミ箱に捨てるのは危険です。印鑑は破損していても印面に彫られている名前が分かれば悪用される可能性がありますし、印鑑のコピーを作られてしまう恐れもあります。
捨てる場合には印面をカッターで削る・接着剤等で印面の凹凸を埋めるなど、押印しても文字が読み取れないようにしてから捨てるようにしましょう。
まとめ
銀行印は紛失による変更と、新しくした場合の変更のパターンがあります。
紛失してしまった場合には、実は盗難に遭っていて、悪用されてしまう可能性がありますので、直ちに利用停止の手続きを行う必要があります。多くの金融機関では24時間対応の電話受付がありますので予め確認しておきましょう。
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