個人事業主についてメリットや特徴など細かく解説
会社に属さず働くのが個人事業主
会社員としてではなく、また法人化もせずに個人で活動し収益を得ている方のことを個人事業主（フリーランス）と言います。 会社員は仕事の量に関わらず安定した収入がありますが、個人事業主は仕事量によって収入に変動があるのが特徴です。 つまり事業を継続させることで安定した収入が得られるということで、もし国からの補助を受けたい場合や経費を計上して確定申告したい場合は「1年以上の事業継続」が条件です。
個人事業主として働くメリットは大きい？
会社に属さず働くため、仕事をする時間や場所を制限されない点では自由度が高いです。 また、1年以上事業継続ができている場合に限定されますが、事業遂行のために必要な物品や交通費・交際費等の費用を経費として計上できることも、個人事業主ならではのメリットです。 クライアントと自分自身が直接やり取りをするため、仲介料が不要なことや報酬の交渉を行えることから高い単価での仕事受注が可能となり、頑張る分だけ収入が増える点も魅力的です。 頑張るだけ収入が増えるということは、自分の頑張りが可視化されるためさらに仕事を頑張れる可能性もあります。
不安や心配もある個人事業主のデメリットとは？
メリットがある分、デメリットもあります。 やはり自分が頑張らなければ仕事は減り、最終的には収入の減少に繋がる点では会社員よりも収入が不安定であるというデメリットが大きいです。 収入が不安定であることに関連して、クレジットカードやローンなどの審査に通りにくくなることもあります。 前もって個人事業主としての起業を計画している場合には、会社員を辞める前に必要なカードやローンの審査類は済ませておきましょう。 また保険関連でもデメリットがあり、個人事業主でも国民健康保険へは加入しますが会社員のように労災保険や雇用保険、厚生年金保険等はなくなってしまいます。 そういった点で保障が手薄になるため、万が一に備えて生活防衛費の貯金や老後に備えた国民年金基金等への加入も検討しましょう。
メリット・デメリットを踏まえて個人事業主も選択肢の一つに
今回は個人事業主がどういったものなのか、メリットやデメリットも一緒に紹介してきました。 どういった働き方にもメリット・デメリットはあるからこそ、自分の仕事は個人事業主に向いているのかどうか、個人事業主になって必要な手続きは行えるのかどうかも検討する必要があります。 自由に働けるという魅力がある個人事業主、下準備を行えば安心して起業することができるでしょう。
この記事を書いたライター
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