大阪企業家ミュージアムについて知る
ミュージアムの概要
大阪企業家ミュージアムは、大阪市中央区本町に位置し、地下鉄堺筋線・中央線堺筋本町駅より徒歩5分の場所にある、大阪で活躍した・大阪にゆかりのある企業家たちの功績を称える博物館です。企業家たちの功績を知ることで、企業家精神を育み、刺激することのできるスポットで、小中学生から社会人まで幅広く楽しむことができます。大阪企業家ミュージアムは、大阪商工会議所の創立120周年を記念して開設されました。
ミュージアムは、大阪市の商業と産業の歴史を紹介する複数のエリアで構成されています。まず、「プロローグシアター」では、大阪府にゆかりのある企業家たちの企業家精神のルーツを映像で紹介しています。そして、「主展示エリア」では、、安宅弥吉(安宅産業)、初代、2代伊藤忠兵衛(伊藤忠商事)、五代友厚(商船三井、大阪商工会議所)、2代野村徳七(野村証券)、藤田伝三郎(DOWAホールディングス)、松下幸之助(松下電器産業・松下電工→パナソニック)など105人の企業家たちの活躍の軌跡をパネルやゆかりの品の展示で紹介しています。さらに、「特別展示エリア」では企画展を実施し、「ライブラリー」では社史・伝記やデジタルアーカイブを所蔵しています。
主展示エリアの詳細
主展示エリアは年代別の3つのブロックからなります。
「第1ブロック」では、明治時代の近代産業としての紡績業や金融の発展に尽力した企業家を展示しています。「第2ブロック」では、明治以降第2次世界大戦前にかけて、洋酒や化粧品などの西洋文化が日本の大衆社会に広まる中で携わった企業家や都市の近代化に貢献した企業家を紹介しています。「第3ブロック」では、第2次世界大戦以降に家電製品や流通業などで戦後の豊かな社会づくりに貢献した企業家を取り上げています。
人材開発事業やセミナーなど
大阪企業家ミュージアムは、展示だけでなく起業を目指す人や新入社員、大阪赴任者向けの研修、小・中・高校生向けの企業家教育など、大阪の企業家たちが育んできた企業家精神を後世へ伝える人材開発事業も行っています。2011年度には、中学生27団体、高校生22団体、短大・大学29団体を受け入れた実績があります。
また、大阪企業家ミュージアムでは、企業家精神を育むための様々なプログラムを提供しています。企業家を招いてのセミナーや、展示している企業家について深く学べる講和会、解説を交えて展示内容を分かりやすく学べるミュージアム見学会など様々な形で企業家精神について学べる機会を設けています。
ライブラリーコーナー
ライブラリーコーナーのデジタルアーカイブには、展示している企業家の情報の他にも、さまざまな企業家の資料を見ることができます。さまざまな企業の社史・企業家の伝記やデジタルアーカイブを所蔵しており、資料を通じて、企業家の生涯や素晴らしい業績を深く理解することができます。ビジネスの研究や学術的な研究にも役立てることのできる有益な資料が揃っています。
大阪企業家ミュージアムは、大阪の企業家たちの業績を称え、企業家たちの精神を次世代に伝える施設です。展示内容やイベントを通じて、大阪・日本の経済発展と社会変革の歴史を楽しく学ぶことができます。
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