プライム市場って何？プライム市場の特徴や上場基準などをわかりやすく解説します！

更新日: 2023年11月28日

プライム市場とはどういう市場なのかを理解しよう！

プライム市場とは、再編された東京証券取引所（東証）の上位株式市場のことです。2022年4月4日に、東証の株式市場が再編され、「プライム市場」「スタンダード市場」「グロース市場」の3つに区分されました。
プライム市場は、東証一部とは上場基準が異なり、より厳しい条件が設定されています。東証一部では、株主数や流通株式数、時価総額などの条件が比較的緩かったですが、プライム市場ではこれらの条件が大幅に厳しくなっています。
プライム市場の特徴として、上場基準と上場維持基準が同水準であることが挙げられます。再編後のプライム市場に上場するには、その厳しい基準を満たす必要があります。ただし、これにより、プライム市場への移行は難しく、東証一部からプライム市場への企業数は減少しています。

プライム市場上場のメリットについて理解しよう！

プライム市場への上場には以下のメリットがあります。

　1. 企業としての信用の向上
　2. 海外の投資家から資金調達がしやすくなる

プライム市場の厳しい基準をクリアすることで企業としての信用が向上し、資金調達がしやすくなります。また、国内外の投資家からの資金調達や金融機関からの融資が得やすくなるでしょう。

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プライム市場上場のデメリットについても理解しよう！

一方で、プライム市場への上場には以下のデメリットもあります。

　1. 業績の維持が必要
　2. 上場や上場維持に費用がかかる
　3. 多くの開示情報の提供

また、プライム市場に上場するためには、上場の際にかかる費用（上場審査料・新規上場料）のほかに、年間上場料という維持費が必要になります。
上場審査料および新規上場料はそれぞれ400万円と1,500万円ですが、年間上場料は上場時価総額により変動し、年間96万円から最大で456万円が毎年の維持費として必要になります。

プライム市場上場には、高い業績を維持しなければならないこと、上場や上場維持のための費用がかかること、多くの開示情報を提供しなければならないなどのデメリットもあることを理解しましょう。上場基準が厳しい分、企業にとってのハードルも高くなります。