整骨院を経営すると年収はいくら？収益アップのコツも解説
整骨院の現状は？
柔道整復師の資格を取得した方の中には、整骨院の開業を検討している方は多いでしょう。
しかし、どれくらい年収を得られるのか、気になるのではないでしょうか。
そこで今回は、整骨院を経営した場合に得られる年収や、収益アップのコツなどを解説していきます。
厚生労働省の調査によると、整骨院の数は2008年で約35,000ヶ所でしたが、2018年には50,000ヶ所を超えました。10年間でおよそ1.5倍も増えたことになります。
整骨院の数が増えているということは、それだけ需要が高いということです。工夫次第で高収入を得られる可能性は高いということになります。
ただし、療養費が縮小傾向にあることを知っておいたほうが良いでしょう。そのため、保険診療だけの受付では取り扱える症例が限定されてしまい、経営が厳しくなるかもしれません。
整骨院を経営した場合の年収は？
整骨院を経営して得られる年収は、自らも柔道整復師としてお客様に施術した場合、300〜700万円程度になります。
整骨院経営が軌道に乗れば、他のエリアに出店することも可能です。
複数店舗の経営となると、自分は柔道整復師として勤務できなくなるので、店舗をまとめる部下の育成が急務となります。
複数店舗の経営がうまくいけば、年収1,000万円も実現できるでしょう。そのためには、緻密な出店戦略や診察内容の差別化なども求められます。
整骨院を開業するまでの流れは？
整骨院を開業するまでの流れは、以下の通りになっています。
1.開業資金の調達
どの程度の資金が必要になるか、計算しておかなければなりません。
2.物件選びと外装工事
開業を予定する整骨院のコンセプトに合う物件を選びましょう。
3.機材の搬入
施術内容により必要な機材を購入して、院内に搬入します。
4.スタッフの採用と研修
ひとりで開業する場合は必要ありませんが、複数人で開業する場合はスタッフの採用が必要です。整骨院のコンセプトに合う人を採用して、方向性を共有できるよう研修を行いましょう。
整骨院経営で収益をアップさせるコツは？
以下のことが、整骨院で収益をアップさせるコツです。
・コンセプトやターゲット層を明確にする
あらかじめターゲットを絞って、ターゲットに特化したコンセプトを決めておきましょう。
・しっかりとした事業計画を立てる
事業計画書を作成して、金融機関からの融資に備えておくと良いでしょう。事業計画書をベースに、その時点で考えられる対策を取る必要があります。
・自費診療メニューを入れる
保険診療だけでは経営が立ち行かないかもしれません。複数回の診療ができるコースなど、自費診療メニューを作るのがオススメです。
・SNSを活用する
特に若い世代を集客するには、SNSを活用するのが最善の方法でしょう。
今回は、整骨院を経営した場合に得られる年収や、収益アップのコツなどを解説しました。
整骨院の経営は、常に楽観視できるものではありません。しかし、工夫次第で1000万円以上の収入を得られます。
この記事を参考にして、整骨院の収益アップに努めましょう。
この記事を書いたライター
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