【副業する場合】開業届を提出するメリット・デメリットは？
副業の場合に開業届は提出すべきなのか
今回は副業をする場合に開業届を提出すべきかどうか、その必要性についても詳しく解説していきます。
まず、副業の場合でも一定した収入が見込まれる場合には開業届を提出することをお勧めします。
副業としての収入が年間20万円を超えるのであれば、開業届を提出し個人事業主になる方が良いでしょう。
理由としては、開業届を提出していれば確定申告時に青色申告特別控除を受けられる可能性があるためです。
副業の場合でも開業届を提出するメリットは？
主に４つメリットがあるとされています。
1.補助金、助成金を受けられる
→個人事業向けの様々な補助金・助成金を受けられるでしょう。副業を始める前から、どういった補助金・助成金制度を受けられるか入念な下準備がオススメです。
2.青色申告を受けることができる
→開業届を提出すれば、青色申告を利用した確定申告を行うことができ、最大65万円の特別控除を受けることができます。
3.屋号入りの口座を持つことができる
→開業届提出後、銀行で事業用口座を開設すれば経費の管理をより便利に行うことができるでしょう。
4.経費の範囲が広がる
→開業届提出後は、経費として計上できる範囲が拡大するため節税対策もできます。
副業時点で開業届を提出するデメリットもある
・会社の許可が必要
→本業の会社で副業が禁止されている場合には、副業を行うことの許可を得る必要があります。
・収入が一定額を超えた場合に負担する税金額が大きくなる
→収入が増えることで所得税が増えるため、結果として税金負担額が大きくなります。
・所得制限のある支援を受けられなくなる可能性がある
→収入上限が決められた支援を受けている場合は、その支援対象から外れる可能性があります。
ここに注意！副業で開業届を提出する場合に意識したいこと
・確定申告の際に時間と手間がかかる
→確定申告を自分で行う場合には、帳簿管理や経費についての知識を深める必要があります。税理士への依頼も可能ですが、依頼分の支払いが発生するため要否をきちんと検討したいところです。
・開業届に記載する住所を決めておく必要がある
→開業届を提出する場合には「住所地」「居住地」「事業地」のいずれかの項目への記載が必要です。あらかじめどこで事業を行うのかを決めておきましょう。
最近ではレンタルオフィスやコワーキングスペースを活用して副業している方も増えています。
もし一定以上の収入を見込める副業をしているのであれば、開業届を提出する必要があります。
開業届を提出することでのメリットはたくさんあるため、一度検討した上で安定した事業運営を行えるように環境を整えていきましょう。
この記事を書いたライター
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