謄本について解説！謄本の意味や似た単語との違いについても説明します！
謄本って何？謄本の意味について理解しよう！
謄本（とうほん）という言葉はよく耳にすると思いますが、謄本の言葉の意味を知っている人は少ないかもしれません。今回の記事では、謄本の意味について解説していきます。
謄本とは、元の書類をすべてコピーした文書のことであり、主に官公庁で書類をもらうときに書類の名前に謄本と付け足して呼ぶことが多いです。
例えば、市役所で家族全員分の戸籍情報の書類を発行すると、その書類は「戸籍謄本」と呼ばれます。
謄本と似たようなものとして、抄本(しょうほん)があります。謄本との違いとして、抄本は元の書類の一部だけをコピーした文書であることが上げられます。
謄本とはコピーする範囲で違いがありますので注意しましょう。
登記簿の種類とその違いについても確認しよう！
土地や建物の情報をまとめた帳簿を「登記簿」と呼びます。登記簿には，登記簿謄本・登記簿抄本・登記事項証明書という3種類がありますが、ここでの謄本と抄本の使い方は、前述の戸籍証明書の場合と同じです。
登記簿の原本全部を写すのが「登記簿謄本」、一部のみを写す場合は「登記簿抄本」と呼ばれています。
しかし、登記簿謄本は記録方法がデータに移行されたから、現在では「登記簿事項証明書」と呼ばれています。ただし、名前が変更されただけで、内容は同じものとなっています。
登記簿謄本の取得方法についても理解しよう！
登記簿謄本は、法務局の窓口・郵送・オンラインの3種類の方法で取得することができます。
まず、法務局の窓口では、法務局の窓口に行き、申請書に必要事項を書きます。必要事項を記入した後に、手数料を払うことで登記簿謄本を受け取ることができます。
次に、郵送では、法務局の公式サイトから申請書をダウンロードし、必要な情報を記入して手数料を収入印紙と一緒に郵送します。あとは、登記簿謄本が自宅に届くのを待つだけです。
最後に、オンラインでは、特定のウェブサイトで情報を登録して、オンラインで申請書を送信し、手数料を支払います。あとは、窓口や郵送で受け取るか、郵送で送られてくるのを待つだけです。
登記簿謄本の内容についても確認しよう！
登記簿謄本は、主に主題部・権利部（甲区）・権利部（乙区）によって構成されています。上記の構成には、それぞれ異なる情報が記載されています。構成部分とそこに記載されている内容は以下の通りです。
・表題部：タイトル、土地や建物の情報（住所、地番、地目、地積）、所有者などが記載されています。
・権利部（甲区）：登記された順番、登記の目的、受付日などが記載されています。
・権利部（乙区）：同じく登記された順番、登記の目的、受付日、権利者に関する情報などが記載されています。
謄本は元の書類の内容を全部写した文書で、抄本はその一部だけ写した文書です。この違いをしっかりと認識し、どの書類が必要かをその都度選択することが大切です。
この記事を書いたライター
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