忘れてない？企業年金の手続き
企業年金とは？
企業年金を本当はもらえるはずなのに手続きを行わず、受給の機会を逃してしまう方が増えています。企業年金制度の概要を知り、あなた自身、ご家族、知人のもらい忘れを防ぎましょう。企業年金の制度は複雑であることがもらい忘れの原因になっています。企業年金は、退職後の安定した暮らしのために、それぞれの企業が運営しているプライベートな年金です。種類や形態が数多く存在し、制度が複雑なため、数十年前に加入した企業年金の存在を知らないまま受給漏れに繋がってしまっています。
連絡先更新を忘れずに！
支給開始時期近づくと企業年金連合会から手続きについて案内の書類が送られてきますが、住所変更を怠ると、案内が届きません。住所・連絡先変更は漏れなく行いましょう。また、引っ越しをしないという方も、企業年金連合会からの郵便物を見逃さないよう、年金の存在を頭の隅に置いておきましょう。見慣れないところからの郵便物だと開封しなかったり、捨ててしまったら手続き忘れに繋がります。もらえるはずの企業年金がもらえないというのは大変もったいないことです。
過去に勤めていた会社でももらえるかも？
過去に勤務していた会社が倒産した場合、短期間で退職した場合でも、企業年金の支給を受けられる可能性があります。会社に勤めていたころ「厚生年金基金」「確定給付企業年金」にお金を払っていませんでしたでしょうか。その場合、企業年金連合会の年金が受け取れる可能性があります。わからない、よく覚えていない場合は過去の勤務先や厚生年金基金・企業年金基金に問い合わせてみましょう。問い合わせの際には、氏名や生年月日、年金手帳の基礎年金番号、厚生年金の名称、加入員番号などをわかる範囲で準備しておきましょう。
手続きを忘れずに
年金を受け取るためには受給者が受け取るための申請手続きを行う必要があります。企業年金に心当たりのある方は、年金受給開始時期に案内を受け取れるよう、住所の変更など適切な手続きを取っておきましょう。特に転職経験のある方で、前職で企業年金を払っていた覚えがある方は、企業や企業年金連合会に確認を取り、確実に手続きを済ませておきましょう。また、この機会に今お勤めの会社で企業年金を払っているかどうかも確かめてみるのも良いでしょう。
この記事を書いたライター
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